那須高原 あまたにチーズ工房

2021年5月3日

こんにちは。
本日はチーズガーデン那須本店でもチーズを販売させていただいている、『あまたにチーズ工房』にやってきました。

代表の天谷さんからも直接お話が伺えるということでとても楽しみです。
では早速行ってみましょう!

那須街道をまっすぐ上り、一軒茶屋前の交差点を過ぎて右折しさらに進むと見えてきます。

目印の木製看板の横には駐車場(8台)も完備されているので、安心してお買い物ができますね。

看板の横の道を進むと見えるかわいらしい小屋が『あまたにチーズ工房』の直営店です。
店内に入るとショーケースに並ぶチーズの数々や、壁に掛けてある可愛らしいイラストが目を引きます。




イラストは那須町出身のイラストレーター米倉万美さんによるもの。縁があり、お願いする運びとなったそうです。
パッケージにも採用されているイラストのモデルは天谷さんと息子さん。息子さんがどんぐり坊やなのは工房の周りにどんぐりの木が多いことからインスピレーションを受けたそうです。




イラストにはチーズの製造過程や、季節の移り変わりなどが描かれているため、見た人によってさまざまなイメージが湧いてくるのも魅力の一つです。また、パッケージにも採用されており、女性やチーズに馴染みのない方も手に取りやすく、親しみやすさも感じます。贈り物としても可愛いですね。




開業の経緯についてもお伺いしました。
『あまたにチーズ工房』のはじまりは先代の趣味がきっかけだそうです。趣味でチーズを作り、できたものを周囲に配っていましたが、そのチーズがとても好評で注文として入り始めたことからだんだんと今のかたちになっていったそうです。

また、原材料として使用している生乳は那須高原の『摩庭牧場』のもの。先代の頃から変わらずに使い続ける理由は、放牧で牛にストレスが少ない環境下で育てられているため生乳の質が良く、生乳の良し悪しに影響を受けやすいフレッシュチーズにピッタリだそうです。
そんなこだわりのチーズは、『あまたにチーズ工房』といえばフレッシュチーズ!といわれるほど、とても高い人気を誇ります。




なかでもさけるチーズのたまり漬けは、市販されているものとチーズの弾力による食感が違うことはもちろん、たまり醤油の濃厚さやコク、独特の香りがチーズの風味と合わさることによってお互いにうまみを引き出しあっています。

たまり漬けを始めたのは地産地消の観点から。たまり醤油は栃木県日光市でポピュラーな食材のため、地元の食材の魅力を伝えることや、チーズをより多くの方に身近に感じていただく機会も作りたかったそうです。




また、お話を伺うなかで、『あまたにチーズ工房』が大切にしていることは“周りに求められているものづくり”だと教えていただきました。自分たちが作りたいものももちろん大切ですが、手に取ってくださる方々の思いを大切にしているそうです。

今回の取材を通じて天谷さんの考えが、パッケージに採用されているイラストやチーズ作りにも一貫していると感じました。それはイラストの詳細を伺った際に、ぜひそれぞれの受け取り方をしていただければとお話しされていたからです。イラストを見た人がそれぞれのイラストに自分なりのストーリーを描くことで、より親近感が湧いてきます。また、チーズのおすすめの食べ方も固定観念ができてしまうとそれぞれの楽しみ方ができなくなってしまうのではないか、ということであまり掲載はしていないそうです。(店頭で聞くと教えていただけますよ!)




いかがでしたか?
チーズの製造についてはもちろん、イラストについてなどの想いを伺うことができました。
『あまたにチーズ工房』のチーズはそのままお召し上がりいただいても十分美味しいのですが、お料理にも使いやすいので皆さんぜひそれぞれの美味しい食べ方を探してみてください。


詳細はこちら▽
あまたにチーズ工房
住所:栃木県那須郡那須町湯本206-530
URL: https://www.sumishiro.com/