世界的にもユニークな学校 『アジア学院』でインドカレーを楽しむ
美味しいインドカレーとチャイが楽しめる「古本市」があると聞きつけ、やってきましたアジア学院。那須塩原市にある世界的にもユニークな学校「アジア学院」をまだ知らない方に説明しますと、一言でいうとテーマは「食べものといのち」そして「平和」です。
もう少しわかりやすく説明しますと、アジアやアフリカを中心に世界中から集まった農村指導者を目指す25歳以上の学生が、9カ月共同生活を送り、実践的な有機農業やリーダーシップについて学ぶ学校です。
もっとわかりやすい事例で説明すると、今回の私のお目当てインドカレーに使われている食材で、一部の調味料を除いて、すべてアジア学院で採れたもの。ジャガイモもニンジンも、豚も自分たちの手で育て、食べものとしていただいているすべていのちに感謝するという理念が反映されています。
今回の古本市は、11/5(金)~20日(土)の期間、アジア学院の那須セミナーハウスで開催しています。子どもがワイワイ遊ぶ声が聞こえてきて楽しそうな雰囲気が伝わってきます。
本は、子ども向けの絵本やマンガから、インドをはじめとした世界の本、小説、ビジネス書までジャンルにとらわれない幅広い品揃えです。価格も100円・200円とリーズナブル。
カレーが500円、チャイが200円と気軽に楽しめる価格設定。小さい子どもでも食べられるように辛いスパイスなどは後から自分で調整できます。
カレーは、ポークカレーか、ダル豆の野菜カレーの2種類から選ぶことができます。スパイスがほんのり香るチャイもホッとする優しい味です。
カレーが美味しかったので、おかわりをしていたら、中庭で荒川校長によるアジア学院Q&Aコーナー「知られざるアジア学院の秘密」がスタート。
そのあと、この日は特別にスタッフの山下さんによる「アジア学院キャンパスツアー」も実施いただき、子どもたちは大盛り上がり。
ニワトリや豚の糞が野菜づくりにいかに大切かをお話いただいたり、ヤギマスターになれるヤギクイズを出していただいたり、サステナブルなんて知らない子どもでも、わかりやすく勉強できました。
詳しいお話を伺うとアジア学院は、コロナ禍の今年、研修生を受け入れることができず、運営自体が厳しい状況とのこと。アジア学院は、サポーターからの寄付やアジア学院で作られた醤油やおせんべいなどの商品の売上などで運営されています。今回の古本市の売上も、運営費にあてられるとのことですので、カレーを食べることが、アジア学院を応援することにつながり、ひいては世界平和への第一歩になると思いますので、ぜひ遊びにいってみてはいかがでしょうか。
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学校法人 アジア学院
住所:栃木県那須塩原市槻沢 442-1
電話:0287-36-3111
HP:https://ari-edu.org/