チーズガーデン『シュトーレン』の美味しさの秘密

2021年10月29日

こんにちは!

今回は今までのコラムとは違い、チーズガーデン商品について深堀りしていきたいと思います。
ご紹介するのはクリスマスまでのお楽しみとして親しまれている『シュトーレン』です。

皆さんは『シュトーレン』はご存知でしょうか?
『シュトーレン』とはクリスマスまでの期間を楽しむお菓子として親しまれているドイツの伝統的なお菓子です。
諸説ありますが、一説によると『シュトーレン』という名前はドイツ語で”坑道”を意味し、トンネル型の形状が由来だとされています。
また、真っ白な粉糖に包まれている『シュトーレン』は、本場ドイツでは「白いおくるみに包まれた幼子イエス・キリストに似ている」という面からも愛されているそうです。

この『シュトーレン』は知る人ぞ知る、チーズガーデンの冬の定番商品です。

しかし、まだまだ知らない方や食べたことがない方も多いと思うので、今回はどのように作られているのか、またどんなこだわりがあるのかをご紹介します!
ぜひ最後までお楽しみください。



チーズガーデンの『シュトーレン』の製造は販売の約4か月前からフルーツの洋酒漬けの製造から始まります。
このような長い期間フルーツに洋酒を漬ける理由はフルーツの香りが洋酒に浸透することで、出来上がった時にフルーツと洋酒が香る『シュトーレン』になることです。
また、漬け込み期間が短いと焼き上げた後もアルコール分が高いために辛くなりがちなのですが、洋酒にフルーツが浸透することでまろやかな味わいになることも理由の一つです。

しかし、ただ4か月間ずっと漬け込んだままではありません。
漬け込んだままにしてしまうと上下で味のムラができてしまうため、一定期間が経つたびに都度混ぜることで全体がなじむように仕上げています。



そのように手間暇をかけて仕込んだフルーツの洋酒漬けを、ふんだんに生地に練り込み焼き上げていきます。
食べたときの香ばしさを演出するために型にはめてじっくりと焼き上げたあと、型を外して2度焼きすることで、濃いめに焼き色を付けていきます。



焼きあがった生地は溶かしバターのなかに入れて、バターをしみこませます。
生地にしっかりとバターをしみこませることで、バターの豊かな風味を楽しめるとともに、保存性も高まります。



溶かしバターから取り出した後に一日おき、生地へバターがしみこみ落ち着いたところでいよいよ粉糖をかけていきます。



濃いめの焼き色が見えなくなる程度に粉糖をかけていくのですが、独特の形をしているため粉糖をかけていくのも一苦労。
角度などによっては粉糖をうまくかけることができないこともあります。



綺麗に粉糖がかけられた後は『シュトーレン』をラップで包み込んでいきます。
『シュトーレン』をラップで包むことで粉糖が生地にしっかりとくっつき、生地にしみこんだバターともなじんでいきます。

いままでご覧いただいた通り、チーズガーデンのシュトーレンはすべて手仕事となっています。
フルーツの洋酒漬けを作るところから最後の箱入れまでを手仕事にこだわり作り上げています。

ぜひ気になった方はチーズガーデンのシュトーレンをお試しください。
今回は11月1日(月)からの販売開始となり、数量限定となりますのでぜひお早めにチェックしていただけると嬉しいです。



また、ご購入いただきました皆さんは常温で保管をされると思いますが、ぜひ10~20℃以下を目安にしてみてください。
品質上は問題ございませんが、保管の際の温度が高いと粉糖がにじんでしまう場合がございます。粉糖がにじんでしまう理由は生地にしみこんだバターが温度の変化により溶け出し、粉糖にもにじんでしまうためです。
粉糖がにじむことによって生地に広がったフルーツの香りが外側にも引き出され、一味違った深い味わいもお楽しみいただけますのでぜひそちらもあわせてお楽しみください。

いかがでしたでしょうか?
今年のクリスマスまでのお楽しみはぜひチーズガーデンの『シュトーレン』とともにお過ごしください!

◎シュトーレンお知らせページはこちら